カーボンニュートラル実現の未来のために
パリ協定以降、世界各国、各地域でカーボンニュートラル、脱炭素の取組が進んでいます。豊田通商グループおよび
当社もその理念に基づき、自社の直接・間接排出削減はもちろんのこと、サプライチェーン全体での脱炭素に貢献する
製品、素材、サービスへの取組を拡大し、世の中のカーボンニュートラル実現に貢献したいと考えております。
生成過程において炭素を吸収したバイオ材の取扱い、エネルギー効率に優れた資源再生材、
ならびに性能・品質担保する測定、算定機能など、お客さまにとっての脱炭素活動貢献に資する提案につながっていきますれば幸いです。
お客さまの目指すカーボンニュートラルへの実現に向けた道のりの中で、少しでもお役に立つべく精進してまいりますので、
引き続きのご支援、ご指導賜りますようお願い申し上げます。
一人ひとりが考える、カーボンニュートラル実現へ。
樹脂リサイクルのトータルサポート
各種受託評価・試験サービス
物流倉庫に併設したクオリティサポートセンターが、樹脂リサイクルに関する品質課題の解決をワンストップで支援します。長年の評価試験で蓄積したノウハウと試験機関ネットワーク、モビリティ業界で経験を積んだエンジニアの知見を活かし、独自のソリューションを提案します。
自動車シュレッダーダストや使用済みプラスチックをリサイクル
豊田通商グループリサイクル事業体の製品拡販((株)プラニック)
ASR※由来プラスチックのCar to Carリサイクルを国内で初めて実現し、2022年10月に稼働を開始しました。これまで熱回収されていたASRや使用済みプラスチックをマテリアルリサイクルし、GHG排出量の削減につなげています。また、プラニック社の製造する再生プラスチックは、自動車部品向けに加え、物流資材分野へも販売しています。
※Automobile Shredder Residue:自動車シュレッダーダスト
地球にやさしいクリーン半導体の製造環境を構築
半導体プロセスケミカルの廃液リサイクル前工程で使用済みのケミカル廃液の精製スキーム
半導体チップの配線工程(前工程)では、洗浄液やエッチング液などのプロセスケミカル(酸、アルカリ、溶剤、CMPスラリー液)が大量に使用されます。使用済み廃液を有価物へ転換するプロセスや、水平リサイクルスキームの提案を行っています。
食品残渣をエネルギーにして有効活用
メタン発酵による食品残渣処理
処理に課題のある食品残渣を回収し、メタン発酵処理によって発電や蒸気生成に活用します。焼却処理と異なり、CO₂を排出しません。食品残渣の回収に加え、メタン発酵設備の提案にも対応します。
ELT(End of Life Tire)プロジェクト
使用済タイヤ/廃棄ゴム部品の回収および各種ケミカル/マテリアルリサイクル推進
日本における使用済タイヤ/廃棄ゴム部品を原料として、ケミカルおよびマテリアルの両リサイクルスキーム構築を進めています。
レアメタルを含む廃液の資源化スキームを構築
リチウム含有廃液からリチウム化合物を生成
日本はリチウム原料を全量輸入しています。リチウムを含む廃液からリチウム化合物を生成することで、排水処理量とコストの削減につなげます。あわせて、安定調達の観点からも有効なスキームです。また、工場から排出される二酸化炭素を活用したリチウム化合物の製造にも取り組んでいます。
こめ油の精製過程で発生する副産物を再利用
米ぬか由来の芒硝 & 乾燥脂肪酸
米油の精製過程で発生する米ぬかを原料として得られる副産物です。米由来のため、肌に触れる用途でも安心して使用できます。脂肪酸は石鹸やインキの原料などに使用されており、環境規制の厳しい用途にも対応可能です。オレイン酸40%、リノール酸30%、パルミチン酸20%の混合物で、配合に適した用途を開拓しています。また、乾燥芒硝は純度86%で、再生紙製造工程での利用を中心に販売しています。
環境配慮品取り扱いによるカーボンニュートラル社会への実現
リサイクル/バイオ樹脂の取り扱い
各種環境配慮材の取り扱いと、製品ラインアップの拡充を進めています。PCR樹脂(PE、PP、PS、ABS、PC/ABS等)を中心としたリサイクル樹脂を取り扱い、市場から回収した廃プラスチックの再資源化に対応します。バイオマス由来樹脂は、植物由来樹脂(PE、PP)を中心に、植物や廃油を原料としたバイオプラスチックスを提案します。また、マスバランス品の取り扱いに向けて、ISCC Plus認証を4拠点で取得しています。
卵殻の有効利用
PLASHEL
特殊な製造方法により、卵殻由来の抗菌剤を樹脂に51%配合したコンパウンドです。国内の割卵工場で日々安全に処理されている卵殻を活用し、焼却処理が多かった卵殻の有効利用につなげます。
余剰資源の半導体産業への活用
バイオ資源由来の材料製造の検討
もみ殻や木質チップなどの植物性資源を対象に、パートナー企業と連携し、化学的処理、物理的処理、生物的処理を行います。生成した化合物を市場ニーズにつなげることで、用途展開を検討しています。
CO₂を最大35%配合した次世代ポリオール
CO₂ポリオール(PCE)の開発・拡販
中国合肥普力(POLY)先進材料科技有限公司のCO₂ポリオール(PCE®)を、総代理店として拡販しています。CO₂とプロピレンオキサイドから製造され、独自技術によりカーボネート構造最大65%、CO₂含有量最大35%を実現しています。優れた強度と耐候性、約45%のカーボンフットプリント削減により、塗料、接着剤などの非フォーム分野からフォーム分野まで、幅広い用途が期待されます。
ペロブスカイト太陽電池セルの水蒸気バリア材
ポリシルセスキオサン(PSQ)コーティング剤
ガラスとシリコーンの中間的な物性を持つ、熱硬化樹脂のコーティング材料です。膜厚30μmでの性能を有し、熱硬化温度や硬化時間のカスタマイズにも対応します。
無水染色着色糸の供給体制を構築
超臨界無水染色技術
紡糸、染色(無水染色)、後加工の各工程を担う企業を取りまとめ、無水染色着色糸の供給体制を構築しています。無水染色は、従来の染色で使用していた大量の水の代わりに、超臨界状態のCO₂を媒介として着色する技術です。水を汚さずに染色できるほか、乾燥工程などエネルギーを要する工程の削減も期待されます。また、超臨界工程における脱色研究も進んでおり、将来的なリサイクルシステム構築に向けた検討が進められています。
ウレタン断熱施工の現場から地球環境に貢献
硬質ウレタン発泡剤(HFO1233zd(E))の日本国内・アジア域内販売
日本国内およびアジア域内で、ポリウレタン用発泡剤であるハイドロフルオロオレフィン(HFO)(アルケマ社商標:Forane®FBA1233zd)を販売しています。HFOはオゾン層を破壊せず、GWP(地球温暖化係数)が従来品と比べて1,000分の1以下であることが特長です。ポリウレタン断熱施工の現場における温室効果ガス削減につなげています。
環境配慮品取り扱いによるカーボンニュートラル社会への実現
藁(わら)を利用したPBM板材の取り扱い
藁(わら)を主原料とする高分子バイオマス新材料です。焼却時に大量のCO₂を排出していた、わら廃棄物の資源化につなげます。PBM※パウダーを使用した板材を取り扱っており、用途例として家具、内装、什器、学習机、屋外デッキなどがあります。 ※Plasticizable Biomass Material:可塑化可能なバイオマス材料
発酵槽の泡消しで生産効率UP
バイオケミカル向け消泡剤
バイオケミカル(主にバイオエタノール)製造時に発酵槽で発生する泡を抑制し、タンクの有効容量拡大による生産効率および生産量の向上に寄与します。発酵阻害や製品への影響がない消泡剤を、原料特性に応じて提案します。
使用済タイヤから生まれる低炭素素材
再生カーボンブラック
環拓科技(Enrestec)は、使用済タイヤを資源化する技術を有する台湾企業で、2005年からの操業実績と専門技術により、高品質な再生カーボンブラックを製造しています。同社製品の取り扱いを通じ、CO₂排出量削減につなげています。