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環境対応PTFEパウダー上市

豊通ケミプラス株式会社（以下、豊通ケミプラス）は南京天詩新材料科技有限公司/中国のPTFE（ポリテトラフルオロエチレン）パウダー※1の日本輸入総代理店権を獲得、環境対応グレードの販売を開始しました。
PTFEパウダーは低分子量化する際の高出力エネルギー照射によって非意図的にPFOA※2(ペルフルオロオクタン酸)が発生します。

南京天詩社は独自のPFOA除去技術を開発、保有する除去設備にて2017年より量産化を開始し、欧州及びアジア向けに販売をしています。今般、豊通ケミプラスとともに、同社は日本のユーザーニーズに応えるべく更なる技術開発を進め、1桁台前半（ppb）までPFOA含有量を低減することに成功しました。
また、豊通ケミプラスはこの低減値を基に化審法のBAT（Best Available Technology）報告の準備に入りました。

豊通ケミプラスは第1段階としてPTFEパウダー6グレードと、PTFEを原料にしたPEワックスとのハイブリッド製品2グレードを上市します。
環境対応タイプとして顧客へ切替の提案を今後更に加速する方針です。

豊通ケミプラス運営の添加剤ドットコム※３ではサンプルリクエストや技術サポートシステムを展開しており、南京天詩新材料科技有限公司社製PTFEパウダーの技術情報についても近日掲載予定です。

※1 PTFEパウダーとは
・塗料・インキ・プラスチック・潤滑油に添加し耐摩耗性・摺動性の向上作用を発揮
・低誘電性の向上を付与することから電子材料用途でも幅広く用いられている

※2 PFOA
2019年5月14日ストックホルム条約での廃絶合意により2020年12月から化審法
では第一種特定化学物質へ指定（2020年1月16日 3省（厚生労働省・経済産業省・環境省）合同審議会において今後の化審法のスケジュール変更がなされた。）
欧州REACH規制では2020年7月から含有量が25ppb未満に規制

※3 添加剤ドットコム・・・https://tenkazai.com